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名古屋城

名古屋城は、大阪城、熊本城と並ぶ日本三名城の一つです。「尾張名古屋は城で持つ」と唄にも唄われたほどで、特に天守閣の金の鯱(しゃちほこ)で有名です。
※金の鯱について詳しくは >>>名古屋城 金のシャチホコ

1600(慶長5)年の天下分け目の戦であった「関ヶ原の合戦」後、徳川家康が西の豊臣方を牽制する意味もこめて築城したものです。
「天下普請」といって、加藤清正や福島正則など、西国・北国の諸大名に土木工事を分担させて建設を行いました。1610(慶長15)年から建設が始まり、大天守が完成したのは1612(慶長17)年です。
※名古屋城の建設について詳しくは >>>加藤清正

土休日には1日3回、名古屋城観光ボランティアさんによる案内があります。集合時間に正門でガイドボランティアさんが待っており、誰でも予約無しでガイドしていただけます。
名古屋城

名古屋城の歴史
関ヶ原の合戦後、徳川家康は西国への守りを固めるため九男の徳川義直(よしなお)を清洲城に移して尾張国を与えました。しかし、清洲城では水攻めを受ければ大打撃を受けて守りに弱いと、1610(慶長15)年に名古屋城の築城に着手します。
その頃の名古屋は「那古野(なごや)」と呼ばれ、かつての織田氏の居城であり織田信長がそこで生まれたといわれている那古野城が廃墟となった荒野原でした。那古野は乾いた台地で熱田の海に近く、東西の交通も開けて大軍を動かすのに都合が良いことから、家康はこの地に城を築くことを決めたそうです。
家康は、「お手伝い普請」と称して、加藤清正、黒田長政ら西国大名を名古屋城造営にあたらせ、築城資材の運搬を目的に、後に、堀川と呼ばれる運河の川堀り工事を福島正則に命じました。西国大名の財力と兵力を消耗させながら、まちづくりを行っていきました。
名古屋城は徳川義直が初代藩主となり、その後明治維新を迎えるまでの約250年間、徳川御三家の筆頭である尾張徳川家の居城として栄えました。
1945(昭和20)年5月に大・小天守閣、本丸御殿をはじめとする建物のほとんどを空襲で消失しましたが、消失をまぬがれた3つの隅櫓と3つの門、本丸御殿障壁画の大部分は重要文化財として現在に伝えられています。


名古屋城の見どころ
ここでは、正門から天守閣に行き、再び正門に戻るルート上の見どころをご紹介します。

正門を入り東へ直進すると、西南隅櫓(すみやぐら)が見えます。櫓は、城に攻め入る者がいないか監視するための物見(展望台)として使われるほか、食料や武器を保管したり、防戦するための拠点として使われる建物です。
隅櫓下の堀は水が張っていない空堀で、鹿がいます。
名古屋城名古屋城

天守閣に行く途中にある「本丸表二之門」は重要文化財に指定されています。この門には「隠狭間(かくしはざま)」とよばれる仕掛けがあります。外からは分からないように堀の内側から鉄砲を撃つための穴です。
名古屋城名古屋城

本丸表二之門をくぐると通路がL字形に曲がっています。これを「枡形(ますかた)」といいます。本来は曲がったところにも門があり(1つの通路に門が2つあった)、敵に攻め入られても簡単に天守閣に到達できず、かつ、枡の中に敵を閉じこめて上から攻撃する仕組みです。

石垣さらに歩くと、石垣が間近に見られます。石にはいろいろな記号が刻まれています。
これは、石垣の築城を命じられた諸大名が、自分の運んだ石を他の大名の石と区別し無用なトラブルがおきないようにするために刻んだ「目じるし」です。
丸に三角、扇子、お団子みたいな形など様々な印を見つけることができます。


名古屋城天守閣の入口前にある広場が、名古屋城の記念撮影ポイントです。

名古屋城の天守閣は、小天守閣と橋台でつなぐ「連結式天守」という構成です。
小天守閣も内部が枡形になっていて、天守閣に入りづらくしています。


5F名古屋城の歴史天守閣は、3階から5階まで展示室となっており、名古屋城のことや歴史、藩主や城下町の暮らし、本丸御殿障壁画などが展示・紹介されています。そして、7階が展望室となっており、城下の町並みを一望できます。

天守閣展望室1F収蔵資料

1F収蔵資料3F城内・城下の暮らし

天守閣の北側には不明門と剣堀があります。剣堀はその名の通り、塀の軒桁に槍の穂先を並べたもので、塀を乗り越えられない仕組みになっています。
このあたりの天守閣石垣を見ると、とても大きい石が1つ見えます。この石に、加藤清正の目印が彫られています。
名古屋城名古屋城

天守閣の西側に行くと、天守閣全体を見渡すことができます。
天守閣の石垣は加藤清正が建設しました。清正による石積法は「清正流三日月石垣」と言われる独自のもので、優美なカーブを描いているのが特徴です。
天守閣と反対(南)に目を向けたところの石垣にも注目していただきたいです。よく見ると、石垣の途中で石の積み方が変わっているのが分かります。向かって左手は横線を描くように、右手はいろいろな大きさの石を隙間無く積んでいます。これは、左手と右手とで作業を担当した大名が異なるもので、名古屋城築城の「天下普請」の証しです。
名古屋城名古屋城

名古屋城正門の北側には、大きな榧(カヤ)の木があります。樹齢600年以上と推定され、天然記念物に指定されています。
このカヤは雌株で、秋に実を熟すそうです。初代藩主の義直が大阪冬の陣に出陣する際にこの実を食したとのことで、その後も正月の主君の祝膳に供したと言われています。「縁起がありますよ」とは名古屋城ボランティアガイドさんのお言葉でした。


ここで紹介した見どころ以外にも、城内にはたくさんの史跡や見どころがあります。城内を探検して、尾張名古屋の歴史の息吹を感じていただければ幸いです。

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【関連記事】
>>> 「東南隅櫓」特別公開
>>> 「西北隅櫓」特別公開
>>> 「乃木倉庫」特別公開
>>> 名古屋おもてなし武将隊
>>> 名古屋城本丸御殿復元工事の見学

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【参考】
・知れば知るほど好きになる名古屋城(財団法人 名古屋城振興協会)

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【見学所要時間のめやす】
・ひととおり見る 1時間00分
・ゆっくりまわる 2時間00分

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名古屋城
◎交通アクセス
 メーグル「名古屋城」バス停
 市バス「名古屋城正門前」バス停
 地下鉄名城線「市役所」駅下車 北へ徒歩5分
◎場所
 名古屋市中区本丸1-1
◎当施設のホームページ
 http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
◎開館時間
 9:00~16:30(天守閣の入場は16:00まで)
◎休館日
 12月29日~1月1日
◎入場料
 ・高校生以上 500円(1日乗車券をお持ちの方 400円)
 ・中学生以下は無料
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