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COP10-名古屋議定書と愛知ターゲット

生物の多様性を守っていくことを話し合う国連の会議「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が、10月30日未明に閉会しました。
29日夕方の閉会予定を大幅に超えて会議が続けられ、「名古屋議定書」と「愛知ターゲット」が採択されました。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

「名古屋議定書」は、生物など自然の恵みから開発された医薬品などの利益を、途上国(生きものが生息している国)と先進国(医薬品などを開発した国)で公平に分け合う国際ルールを定めたものです。
「愛知ターゲット」は、2020年までに陸の17%、海10%を保護区にするなどの行動目標を定めたものです。
その他、「SATOYAMA(里山)イニシアティブ」も世界に向けて発信されました。

これらの国際ルールを決めるにあたって、各国間で協議したものの対立が解消されなかったそうです。
各国の意見をもとに日本政府がまとめた議長案が提出されました。一部の国から賛成できないという意見があったものの、採択に意義がなかったことから名古屋議定書などが採択されました。1997年採択の「京都議定書」と並ぶ法的強制力のある国際環境ルールです。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

ボランティアとして、COP10が開催される名古屋国際会議場に入る機会がありました。
会議場内には各国の関係者が集まり、休憩スペース、廊下など、そこここで議論や情報交換をしているところ、母国へ経過報告をするためにパソコンに向かう人、握手をするなど交流をする様子などが見られました。
記者会見が始まる放送があると報道陣が一斉に移動したり、会議開始を告げる鐘が鳴り響くと、多くの関係者が資料を受け取り会議場に入るところを見ると、国際会議の現場にいることを実感しました。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

会議場のゴミ箱は、紙やペットボトルなど8つに分類収集していました。この地方では、名古屋市が資源ゴミを分類して回収しているほか、愛知万博などのイベント開催もあり、ゴミの細かい分類が定着してきたように思います。
インフォメーションやバックヤードではボランティアが活動し、会議の円滑な運営に協力していました。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

会議場の渡り廊下やエントランスなどには、生物多様性に関するパネル展示や資料の配付が行われていました。
資料やポスター展示などは自由に設置できることから、各国のさまざまな機関の資料が所狭しと並べられていました。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

僅かな時間、しかもバックヤードでの活動ですが、COP10の熱気を感じることができました。
ひとつの議定書を作るのに、各国から多くの人があつまり、長い時間をかけて議論をしていることが、現場に行けたことで自分の目で見て耳で聞く、自分の体で感じることができました。
多くの方が関わった「名古屋議定書」や「愛知ターゲット」が今後どのように定着していくのか、気にし続けたいと思います。

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【参考】
COP10支援実行委員会 公式ウェブサイト
当ブログ「国連地球生きもの会議-生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」の記事
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