リコーダーや鍵盤ハーモニカなどの楽器、竹筒やペットボトルなどの道具を水中で鳴らしたり、バタフライなどの泳ぎの音も音楽のひとつ。演奏するのは野村誠さんをはじめ、地元の奏者ら計12人でした。
遠くでリコーダーの音色が聞こえるなと思ったら、野村誠さんはじめ演奏者のみなさまが登場。
「行進曲」という曲名で、プールサイドを歩いた後、そのままリコーダーを吹きながらプールの中へ入りました。水に入ると音が「ピー ブクブク」といった感じ(想像つきますか? ちょっと間の抜けた音です)に変わって、演奏者のまじめな表情とのギャップで会場からはクスクスと笑い声があがりました。
「バタ足クインテット」は、5人の奏者がバタ足で泳ぐ音楽。
きちんと楽譜も用意されていて、音符(バタ足をするタイミング)と休符(ただ浮いているだけ)、「ぷは」という息継ぎの歌詞、強弱などが各コースごとに決められていました。ちなみに、スコア上ではバタ足は打楽器のようです。
「ウォーター・トガトン」は長さの違う竹筒を水の中に入れることで「ポコン」という音を楽しむ音楽。「ペットボトル・ドラミング」はペットボトルを水にたたきつけるもので、太鼓のような音色が楽しめました。
「フロリズム1番 月光」を含む3曲が続けて演奏されたのですが、耳を澄ませなければ聞けない音から始まって、だんだんとにぎやかな音に発展していく過程が面白かったですし、水しぶきがあがって太陽の光にキラキラと反射する光景はきれいでした。目で楽しめる音楽でした。
プールサイドに座っていたので水しぶきが思いっきりかかりましたが、それを含めても楽しかったです。
「バタフライとゴジラ」は、コースで奏者がバタフライをしている横で、野村誠さんが鍵盤ハーモニカで演奏するもので、ちょっと郷愁ただよう音楽でした。
演奏の途中で野村誠さんが泳ぎ始めました。野村誠さんいわく「泳ぎは苦手で、友人からゴジラが暴れているようだと言われた」とのことで、郷愁ただよう音色や曲名からゴジラ泳ぎの苦い思い出を感じることができました。私も子どもの頃は水泳が苦手で、その時のことを思い出しました。
パンフレットによると「ゴジラ泳ぎを肯定することからプールの音楽会は出発した」とのことで、一番聴きがいのある音楽でした。
最後に「ウォーター・パーカッション・オーケストラ」の演奏でプールを一周してプールの音楽会は終了。
炎天下で行われた30分の演奏会は、とても楽しい雰囲気で終わりました。
青空の下で行われたプールの音楽会は水しぶきがとても美しく、音遊びの楽しさも味わえた演奏会でした。

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【参考】
・
野村誠の作曲日記・
当ブログ「あいちトリエンナーレ2010」の記事
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